札幌と帯広の間に横たわるノスタルジー

昨日は、札幌から帯広に向かった。途中、夕張と富良野を通った。
夕張はこの時期メロンは売っていない。シーズンオフだからといって、温室ものとか冷凍ものとかという気休めのメロンも置いていないというか、町中がシャッターを閉めて冬眠に入ったようになっている。せめて、メロンアイスくらいどこかで食べられるだろうと思ったが、アイスクリームスタンドも夏しかやっていないようだ。
しかし、オレ的夕張の目的は別の所にあった。「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」だ。だが、ここもまた冬季につき休業中であった。
残念ながら、僕を迎えてくれる黄色いハンカチはなかった。。。

幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば

人っ子一人いない放棄されたようなその長屋は、独特の味を出していた。

幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば

もしも今新しく『幸福の黄色いハンカチ』のDVDが出たとしたら、こういう「もう一つのラスト」が特典映像として付けられているかもしれない。
映画という心地よいフィクションの世界ではあのようなラストシーンもありだろうが、まあ、現実はこんなものだ。休業中の「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」、何かと考えさせられるスポットだった。

さて、夕張のあとは少し回り道をして富良野に向かった。富良野と言えば、普通はラベンダー畑。なのだが、今回の目的は別の所にあった。どっちにしてもこの時期はラベンダーのようなぬるいものはなくて、何処を見ても一面の銀世界。ラベンダー畑もすべてまっ白い雪に覆われていた。
今回は、『鉄道員(ぽっぽや)』のロケに使われた「JR幾寅駅」を目指した。
『鉄道員(ぽっぽや)』、ストーリーを語るだけで泣けてきてしまうので、あらすじの説明は控えさせていただく。映画を見た当時、僕も一人でレンタルサーバー業をやっていて、毎日黙々とサーバー管理と開発とカスタマサポートに明け暮れていた。そのころはそのまま最後まで一人でやっていく気満々だったから、「レンタルサーバーという商売も、あと30年か40年続いたら、おれもこの健さんのようになるんだろうか」などと思ったものだ。
サバ管に限らず、全ての自分の職業に誇りを持つ日本人にお勧めしたい映画だ。
この、健さんが駅長を務める「幌舞駅」が「JR幾寅駅」として、劇中の姿ほぼそのままで建っている。

幌舞駅

雪の日、健さん駅長が死んでいたあのホームも、そのままそこにあった。

幌舞駅ホーム

メロンやラベンダーなぞどうでもよい。ここに来るなら冬しかない。

駅の近くの食堂「なんぷてい」でなんぷカレーを食べて、帯広を目指した。

なんぷてい

なんぷカレー

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3 Responses to “札幌と帯広の間に横たわるノスタルジー”

  1. ニアミスですね~。僕も札幌にいましたよ!ススキノで飲みまくってました。 

  2. まじですか!
    電話したらよかったです!

  3. [...] 昨日はヱヴァンゲリヲンの初日で、これは行かねばと思っていたのだが、急激に気が変って、表題の『劔岳 点の記 -ツルギダケ テンノキ-』を見ることにした。 これも予告編の時点でかなり気になっていた映画だ。「誰かが行かねば、道はできない。」というそのキャッチコピーに、セカキタの心臓は鷲掴みにされていた。父親が山が好きで、小さい頃からそういうところにしょっちゅう連れて行かれていたので、そんな影響もあるかもしれない。 案の定、映画館は、山歩きが好きそうなちょっと年配の夫婦などが多かった。なんで山好きとわかるかというと、映画館にいるのに登山ルックだからだ。非常にわかりやすい。 前みたいにネタばれすると顰蹙なので多くは書かないが、途中も壮絶だが、ラストも感動的だ。「人は、なにを成し遂げたかということよりも、何のためにやったのかが大切だ」みたいなことを言うところがあるのだが、まさにその通りだと思う。生存のため、あるいは楽しみのためにやることもあるだろうが、本当に大切な何かのための仕事には、心が突き動かされ、持てる能力の全てを傾けられる。そうでない仕事をしなければならないような人生を生きるのは、本当に不幸なことだと思う。 [...]

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