GWの深夜。セカキタは人生を振り返りながらマクラーレンのボールデフを交換する。
1時くらいに目が覚めて、寝られなくなってしまった。セカキタの夜は不規則だ。
非常に暇だったので、モーターとオイルダンパーを交換してから続きを保留していたマクラーレンを引っぱり出してきた。ボールデフの交換が残っていたのだ。
ところで、「ボールデフ」というのは普通はあまり聞きなれない言葉かと思われる。ここでいう「デフ」というのは、「ディファレンシャルギア」の略である。
自動車がカーブするとき、カーブの外側のタイヤは内側のタイヤよりも大回りすることになる。その分多めに走らなければならないので、内側のタイヤよりも回転する回数も多くなるはずである。しかし、左右(内外)のタイヤが単純に一本のシャフトでつながれているとどうなるであろうか。外の方が速く、たくさん回らないといけないのに、両方のタイヤが同じスピードでしか回らないので、どこかに無理が出る。そのしわ寄せは、最終的にはタイヤのスリップという形で解決されるはずである。そうなると、カーブのたびに左右どちらかのタイヤ、あるいは両輪がスリップを起こし、モーターの駆動力が効率よく路面に伝わらないばかりか、正常にカーブをクリアすることができず、非常に危険だ。
前輪は、もともと左右のタイヤは別々に回転するようになっているのでよいが、後輪の方は何らかの工夫が必要だ。それを何とかするのが「ディファレンシャルギア」というものである。ディファレンシャルギアを使うと、モーターの駆動力を無駄にすることなく、左右のタイヤの回転数を調整し、適度に振り分けることができる。ラジコンに限らず、4輪の自動車などには必須の装置だ。「ボールデフ」というのは、ボールベアリングを使って、より回転を滑らかにしたディファレンシャルギアのことである。
作業をしながら、「人間関係にもボールデフが必要なのだ。」と、朝礼のネタにも使える名言を思いついた。
(僕はここに書くともう使えないので、読者の皆さん、ぜひ朝礼に使ってください。自動車関係の会社にお勧めです。)
そんなことを考えているうちに交換作業は完了。

相変わらず鮮やかなパーツさばきだ。
ちなみに、MINI-Zのボールデフを付けるときは、タイヤの根元に適度な「遊び」を残しておかないと、車輪が引っ掛かってちゃんと動かなくなるので注意が必要だ。僕の人生と同じで、少し多めの遊びを取っておこう。と、又うまいこと言ってみた。今日は冴えている。
ボールデフを交換しながら、タイヤについているボールベアリングがちょっと気になった。「ここについていても意味なくないか?」と。

後輪のここはシャフトに固定されるところで、回転しないのでボールベアリングは不要っぽい。それよりも、シャシーのほうのシャフトを受けている穴のところがボールベアリングになっているべきではないだろうか。
ということで、ベアリングとプラスチックのパーツを入れ替えた。

これでまた速くなるぞ。セカキタのマクラーレン。
さらに、一緒に買っておいたラジアルタイヤも取り付ける。ただでさえモーターにタイヤのグリップがついてこれなかったマクラーレン。足回りをしっかりさせておかなければなるまい。


これで、前まで第一コーナーで出まくっていたアンダーも解消できるんじゃないだろうか。
車も会社もやはり足回りが・・・ いや、これ以上シャレはやめておこう。
ところで、ラジアルタイヤの溝には前後の向きがある。水はけを良くするための溝なので、室内専用のMINI-Zには関係ないのだが、リアルさにこだわる人は取り付けに注意しよう。
それではみなさん、よいGWを!





















