昨日は大学の先輩の勧めで「プロデュース能力研究会」に行ってきた。
渡邊先生の主催の研究会なので前から気になっていたのだが、今までなかなか参加することができなかった。
今回の講師はカネボウ化粧品の知識賢治社長だった。「企業再生の“現場”で学んだこと」というテーマで、エピソードも交えつつ、短期のうちに企業を再生するという状況において、どのような考え方と行動が必要になるのかということを教えていただいた。
再生機構と会社との間にあって、それは壮絶な仕事だったのだろうと思うと、聞いているだけでもこみあげてくるものがあった。
↑のサイトでも解説されている「プロデュース能力」を持った人材というのはどこの組織でも貴重な存在のようだ。単純に「仕事のできる人」がプロデュース能力を持っているというわけでもない。別のところで、そんな能力を持った人材は1000人に一人くらい、毎年数百人の新卒を採用して、一人いるかいないかくらいと聞いた。
そんな人材を創り出すことができなければ、数少ないそんな人をうまく使い、能力の数倍働いてもらうか、もとからそんなものはないのを前提に、とにかくなんとかするしかないのだろう。
講演の中でこんなお話があった。
「社会人として仕事をしていると、一生のうちに3回か4回、チャンスが訪れることがあります。それは、天から降りてくる蜘蛛の糸のようなものです。しかし、自分に十分な能力がなければ降りてきた蜘蛛の糸をつかむ自信が持てません。私も、もしもいろいろな勉強をしていなかったら、カネボウの企業再生をしてみないかという糸が降りてきたときに、手をあげてそれをつかむことはなかったでしょう。20代から30代の前半にかけては、とにかく広い範囲の勉強をし、30後半からは、さらに自分の専門を掘り下げるというT字型の学習をしてください。」
僕には何本の糸が降りてきただろうか。小さい糸はもうすでに何本も、普通の人よりたくさん降りてきていたような気がする。つかんだものもあれば、つかまなかったものや、いったんつかんだけれど途中で切れたものもある。
あと何回糸が降りてくるか、あと何千年生きるか分からないが、大きいのが降りてきたときにつかめるように、勉強は欠かさないようにしよう。
そして、垂らしても仕方ないところにむやみに糸を垂らすべきではないなと、少し反省した。
Tags: ビジネス by 世界のKITAGAWA
No Comments »