僕は今の会社以外では3年ほどしか正社員として働いた経験はない。
だから、会社という組織の在り方なども、人から聞いたり本を読んだりという間接的な方法でしか勉強してこなかった。
また、この本にも書いてあるとおり、経営者または一般社員の目線でのビジネス書は多いが、課長あるいは係長といった中間管理職の目線での参考書はあまりない。『課長島耕作』に次ぐ、課長解説書といえるだろう。
課長以外でも、組織で働く人全てに役に立つかと思う。特に若手社員に良いのではなかろうか。
9月だが、著者の青山繁晴氏の講演を聞く機会があり、その時に会場で『日中の興亡』を買ってサインまでしてもらった。

その時の講演自体も素晴らしく盛り上がり、僕も内心熱いものを感じて帰ったのであった。
それからしばらく置きっぱなしになっていたこの本だが、先週一気に読んだ。講演も熱かったが、この本もやはり熱かった。
著者の青山先生が本にサインをしながら、「念を込めました」とおっしゃっていた。何の事だかよく分からなかったが、本を読んでいるとまた講演のときの迫力が伝わってきた。念を込めてもらったからなんだろうか?
本の主題は、タイトルの通り日中関係なのであるが、最後にこのような話があった。
日本の空港で飛行機に乗ると、世界中のどんな空港でも見ることのできない光景が目に入る。乗客が見ているわけでもないのに、飛び去って行く飛行機に向かって航空会社のスタッフが何人も深く礼をする。上司や客に見られていないところでも、自分のポリシーとして礼を尽くす労働者がいるのはこの国だけである。そんな国だから、日本はこれからも安心だ。というようなくだりだ。
飛行機だけではなく、新幹線でも百貨店でも、これと似たような光景はよく見かける。
しかし、日本の店、日本の会社が全部そうかというとそうではない。見られていない時は何をやっていてもよいと思っているような店員や社員はたくさんいる。これからも、日本にそんな文化を脈々と残していこうと思ったら、社会そのものが、そうではないような会社やサービスを淘汰するような社会でなければならない。そうでなければ、どうもこの日本も日本の良き文化も薄れていきつつあるような気がしてならない。
また古典新訳シリーズ、サン=テグジュペリの『ちいさな王子
』を読んだ。
「サン=テグジュペリってこんな本も書いていたのか」と思いつつなかを見たら『星の王子さま』だった。『星の王子さま』は読んだことがなかったし、飛行機で読むのにも丁度いい分量だったので、そのまま空港で買って、飛行機のなかで読みきった。
こんな仕事をしているせいか、サーバー管理やwebサイト管理にも通じる本で、心に響くことばがそこかしこに出てきた。こんな関係の仕事をしている人は、もしまだお読みでなかったらぜひ読んでみてください。
b今日は、奈良に正倉院展を見に行こうかと思っていたのだが、混んでそうだったので京都駅の伊勢丹までエジプト展を見に行った。

この吉村作治先生は異色の考古学者で、僕のなかではトロイア遺跡を発見したシュリーマンと重るところもある。
さて、エジプト展のほうは、規模は小さいものだったが、「今掘り出してきました」というような、発掘現場の匂いの漂う展示であった。
出口にはミュージアムショップもあった。そこで見つけたのがこれ↓

木製ヒエログリフ スタンプセット。これがあれば、誰でも簡単に象形文字で文書が書けるではないか。エジプト人に手紙を書くときに便利かもしれない。とりあえず買っておくことにした。
昼食は伊勢丹でスパゲッティを食べた。
さて、ここでココドコクイズです。
地球温暖化もあり、最近はやりの屋上緑化。二酸化炭素を吸って酸素を出すという、CO2削減効果もありますが、ビル自体の冷却効果もあります。今日見た某ビルの屋上にもいつの間にか屋上緑化が施されておりました。

さて、これはどこのなんというビルの屋上でしょうか?
わかった方はコメント欄に回答をお願いします。
最初に正解した方には、なんと、今日エジプト展で買ってきました、「木製ヒエログリフスタンプセット」に、ヒエログリフ入門書『ヒエログリフを書こう』を付けてプレゼントします。

最初の正解者の方には送り先の住所など聞きますので、メールアドレスを忘れず記入しておいてくださいね。
それでは、回答よろしくお願いいたします。
僕はいつも2冊くらいの本を並行して読むことにしている。1冊は文庫の小説を鞄に入れて持ち歩く。そして、飛行機や電車など移動中にゆっくり読む。もう1冊はビジネス書やノンフィクションを家に置いてあって、トイレとか寝る前とかに適当に読む。まず小説は文庫でたくさん出ているので、持ち歩くのに便利だし、移動中など突然中断しないといけない状況においてもあまり差し支えない。ビジネス書などはでかい単行本などが多いので、持って歩くのは重いし、読む時は中途半端なところまでではなくて、切りの良いところまで読みたい。大人になってから小説を読むことが減ったのであるが、この方法で読みわけをするようになってからは小説も読むようになった。
最近読んだ小説は『カラマーゾフの兄弟1~5』。高校生の頃にも新潮文庫で原卓也訳を読んだことがあったが、今回は30年ぶりの新訳ということもありベストセラーにもなった、光文社の亀山郁夫バージョンを読んだ。とても長い小説なので、以前原訳を読んだ時は言葉も古いということもあり、難解なものを読んでいる感があったが、亀山訳は評判通り、とてもストレートに楽しめる小説になっていた。高校生の時と40歳になった今とだから、何を読んでも印象が変わるのは当たり前かもしれない。子供のころ読んだことのある人もぜひ読んでみてください。きっと今の方が感動が深いので。物語の舞台も11月のロシアだし、分量もあるので、秋の夜長にいかがでしょうか。
