『日中の興亡』

9月だが、著者の青山繁晴氏の講演を聞く機会があり、その時に会場で『日中の興亡』を買ってサインまでしてもらった。

その時の講演自体も素晴らしく盛り上がり、僕も内心熱いものを感じて帰ったのであった。
それからしばらく置きっぱなしになっていたこの本だが、先週一気に読んだ。講演も熱かったが、この本もやはり熱かった。
著者の青山先生が本にサインをしながら、「念を込めました」とおっしゃっていた。何の事だかよく分からなかったが、本を読んでいるとまた講演のときの迫力が伝わってきた。念を込めてもらったからなんだろうか?
本の主題は、タイトルの通り日中関係なのであるが、最後にこのような話があった。
日本の空港で飛行機に乗ると、世界中のどんな空港でも見ることのできない光景が目に入る。乗客が見ているわけでもないのに、飛び去って行く飛行機に向かって航空会社のスタッフが何人も深く礼をする。上司や客に見られていないところでも、自分のポリシーとして礼を尽くす労働者がいるのはこの国だけである。そんな国だから、日本はこれからも安心だ。というようなくだりだ。
飛行機だけではなく、新幹線でも百貨店でも、これと似たような光景はよく見かける。
しかし、日本の店、日本の会社が全部そうかというとそうではない。見られていない時は何をやっていてもよいと思っているような店員や社員はたくさんいる。これからも、日本にそんな文化を脈々と残していこうと思ったら、社会そのものが、そうではないような会社やサービスを淘汰するような社会でなければならない。そうでなければ、どうもこの日本も日本の良き文化も薄れていきつつあるような気がしてならない。

日中の興亡

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One Response to “『日中の興亡』”

  1. 確かにそんな気はしますね。

    「結果良ければ全て良し」とする考え方もあるでしょう。

    でも、結果に至る考え方やプロセスが伴っていなければ
    結果の品質は空洞化したものになると思います。

    心眼で見て欲しいですね。

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