『昭和史』は神話
Posted on 5月 9th, 2010 by 世界のKITAGAWA
半藤一利氏の『昭和史 1926-1945』と『昭和史 戦後篇 1945-1989』を続けて読んだ。
日本人は勤勉で真面目だが調子に乗ると行け行けドンドンで破綻するまで突っ走る。最初は太平洋戦争の敗戦、それに懲りずに戦後にはバブル崩壊で同じ失敗を繰り返す。そのサイクルは約40年。そんなふうに締めくくられているのだが、まあ確かに大日本帝国も日本国も、中盤以降は流される歴史の繰り返しと言えなくもない。
だが、明治維新と文明開化にしても、戦後の新しい日本国の建国にしても、立ち上げの枠組み作りには凄まじいものがある。
昭和前半の渾沌とビッグバンのような敗戦、そして政府とGHQ、天皇陛下とマッカーサーによる国づくりの模様はさながら創世記のようだ。特に平和憲法制定のくだりなどは痺れずにはいられない。
僕などは典型的なタカ派なので、我が国は憲法などとっとと改訂して軍備を整えるべしと思っていたが、それでもこれを読むと、平和憲法の熱さに完全にしびれてしまったではないか!憲法記念日は過ぎてしまったけれど。
どうやって今の日本が出来上がってきたのか、その中での国民と昭和天皇の思いはどうだったのかを読み進むことで、昭和を追体験できた。
あと20年くらいでバブル崩壊から40年になる。さて、今度の我々は歴史から学ぶことができているだろうか?



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